未来を育む、光あふれる蔵の学び舎

古い蔵が、最高の「集中空間」に生まれ変わる。

夏は涼しく、冬は暖かい。蔵のぬくもりに包まれて、学ぶ喜びを再発見

かつて大切に物や歴史を保管してきた「蔵」が、次は地域の大切な宝である子供たちの「未来」を育む場所へと生まれ変わりました。
一歩足を踏み入れると、そこには外観の重厚な印象からは想像もつかないほど、明るく開放的な空間が広がっています。

古い建物の良さを知り尽くした職人の技により、力強い梁(はり)などの歴史をあえて見せることで、新築には出せない安心感と風格を醸し出しています。

ただ古いものを直すのではなく、断熱や採光を徹底的に考え抜くことで、「ここで勉強したい!」と子供たちが自ら思えるような、ワクワクと集中が同居する特別な空間が完成しました。

【外観】
黒と白のコントラストが美しい、街並みに溶け込むモダンな佇まい。

伝統的な瓦屋根(かわらやね)と、蔵本来の白い土壁の雰囲気を残しつつ、建物の下半分にはシックな黒のガルバリウムを採用しました。

これにより、歴史ある風景を壊すことなく、現代的なエッセンスを取り入れた洗練された外装となっています。

玄関周りのフラットな土間やスッキリとした窓のデザインが、訪れる人を温かく迎え入れます。

【教室空間
高い天井と光の魔法。自由な発想を広げる開放的な学び場。

室内は屋根の勾配(こうばい)を活かした高い天井になっており、圧倒的な開放感を生み出しています。

壁の上部にある高窓(ハイサイドライト)からは、空からの柔らかな光が降り注ぎ、照明だけに頼らない自然な明るさを確保。

白い壁と明るい木目の腰壁、そして清潔感のあるタイルカーペットが、落ち着いて勉強に取り組める環境を整えています。

【伝統の梁(はり)】
歴史を支えてきた力強い梁。職人の想いが息づくデザイン。

見上げれば、蔵を長年支えてきた重厚な木の梁がダイナミックに姿を現します。
この古材特有の色味と質感は、新しい木材では決して表現できない「本物」の味わい。

最新のLED照明がその造形美を照らし出し、子供たちに建物の歴史や木の力強さを肌で感じさせてくれる、この場所のシンボルとなっています。

【造作の収納棚】
整理整頓も学びのうち。ぴったり収まる職人手作りの大容量棚。

壁の一面には、学習用具を機能的に収納できる大きな棚を設置しました。

空間に合わせてミリ単位で調整された造作(ぞうさく)ならではのフィット感は、室内のデザインを邪魔することなく、高い機能性を発揮します。

木の温もりを感じながら、自分の物を大切に扱う習慣も自然と身につく、細やかな配慮が光るエリアです。

【Before】

【After】